40代からの医療事務、無理しない働き方

40代からの医療事務、無理しない働き方

40代未経験で転職に成功!若葉マークの医療事務員として気づきや学びをまとめています。

医療事務になって初めて知った|紹介状なしで大病院にかかると選定療養費がかかる話

医療事務として働くようになって、
「え、そうだったの?」 と初めて知ったことがあります。

それは、
大きめの病院に紹介状なしでかかると、
診察代とは別に「選定療養費」がかかる
ということ。

正直、働くまでまったく知りませんでした。

 

大きな病院=便利、と思っていました

私自身、これまで病院を選ぶときは、

  • 家から近い

  • いろんな科が入っている

  • ここ一つで全部済みそう

そんな 利便性だけ で考えていました。

体のどこかが悪くなるたびに、
別々の個人病院にかかるのは正直めんどうで…。

同じように考えている人、
きっと私だけじゃないですよね。

 

実はかかる「選定療養費」

私が働いている病院は、
急性期病院(※) に分類される大きな病院です。

そのため、紹介状なしで初診となる場合、
選定療養費をいただく決まり があります。

金額は病院ごとに決められていて、
急性期病院では 8,000円前後 が多いです。

しかもこれ、
保険がきかない実費

診察代とは別にかかるんです。

※急性期病院とは、急に悪くなった病気やけがの人を24時間体制で集中的に治療する病院です。

電話問い合わせのリアルな流れ

実際の電話対応は、だいたいこんな感じです。

「この病院の〇〇科は初めてですか?」
(※過去にかかったことがあっても、終診扱いだと初診になります)

→ はい

「紹介状はお持ちですか?」

→ いいえ

「紹介状がない場合、
選定療養費が〇〇円かかりますがよろしいですか?」


「えっ…そうなんですね。ちょっと考えます…」

この反応、本当に多いです。

 

選定療養費ってなに?(超かんたんに)

選定療養費(せんていりょうようひ)とは、

👉 「ルールを飛ばして大きな病院に行ったときに、追加で払うお金」

と思ってもらえればOKです。

かかるのはこんなとき

  • 紹介状なしで

  • いきなり大きな病院(200床以上など)を受診した場合

だいたいの金額(医科)

  • 初診:7,000円〜

  • 再診:3,000円〜

※どちらも 保険適用外 です。

 

なぜこんな制度があるの?

理由はとてもシンプルです。

  • 大きな病院は
    👉 重い病気や専門的な治療が必要な人を優先したい

  • 風邪や軽い症状は
    👉 まずは近くのクリニックへ

そのために、
「まずはかかりつけ医から」という流れを作る目的で
この制度があります。

↓この制度についてはこちらの記事で解説しています。

iryo-jimu.hatenadiary.com

選定療養費がかからないケース

次の場合は、かからないことが多いです。

  • クリニックなどからの 紹介状がある

  • 救急車で運ばれた

  • 夜間・休日など、やむを得ない受診

  • 病院が選定療養費を取らないと定めている場合

 

医療事務として感じる現場の本音

正直、
飛び込みで来院された方や電話の問い合わせで
驚かれることは少なくありません。

私の働く病院では 8,800円 かかるので、
「それでも診てほしい」と言われると
本当にいいのか何度も確認してしまいます。

8,800円あれば外食できますよね…
なんて、ナースさんと話すこともあります。

でも、
私自身も働くまで知らなかった側 なので、
患者さんの気持ちはすごくわかります。

 

知っておくと困らないポイント

病院にかかるときは、

  1. まずはかかりつけ医・近くのクリニックへ

  2. 大きな病院が必要なら紹介状を書いてもらう

  3. 不安な場合は
    「選定療養費はかかりますか?」
    「予約は必要ですか?」
    と事前に電話で確認

これだけで、
「知らなかった…」を防ぐことができます。

おわりに

私も、
何も知らなかった一人です。

医療機関にはそれぞれ地域での役割があり、
その中で選定療養費が設定されている病院があります。

だからこそ、
この記事で 「知らなかった」をひとつ減らせたら
書いてよかったなと思います。

誰かの参考になれば、うれしいです。

 

【参考・引用】

厚生労働省「選定療養について」

紹介状を持たずに特定の病院を受診する場合等の「特別の料金」の見直しについて

https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/000963828.pdf