
医療事務として働くようになって、
「え、そうだったの?」 と初めて知ったことがあります。
それは、
大きめの病院に紹介状なしでかかると、
診察代とは別に「選定療養費」がかかる ということ。
正直、働くまでまったく知りませんでした。
大きな病院=便利、と思っていました
私自身、これまで病院を選ぶときは、
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家から近い
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いろんな科が入っている
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ここ一つで全部済みそう
そんな 利便性だけ で考えていました。
体のどこかが悪くなるたびに、
別々の個人病院にかかるのは正直めんどうで…。
同じように考えている人、
きっと私だけじゃないですよね。
実はかかる「選定療養費」
私が働いている病院は、
急性期病院(※) に分類される大きな病院です。
そのため、紹介状なしで初診となる場合、
選定療養費をいただく決まり があります。
金額は病院ごとに決められていて、
急性期病院では 8,000円前後 が多いです。
しかもこれ、
保険がきかない実費。
診察代とは別にかかるんです。
※急性期病院とは、急に悪くなった病気やけがの人を24時間体制で集中的に治療する病院です。
電話問い合わせのリアルな流れ
実際の電話対応は、だいたいこんな感じです。
「この病院の〇〇科は初めてですか?」
(※過去にかかったことがあっても、終診扱いだと初診になります)
→ はい
「紹介状はお持ちですか?」
→ いいえ
「紹介状がない場合、
選定療養費が〇〇円かかりますがよろしいですか?」
→
「えっ…そうなんですね。ちょっと考えます…」
この反応、本当に多いです。
選定療養費ってなに?(超かんたんに)
選定療養費(せんていりょうようひ)とは、
👉 「ルールを飛ばして大きな病院に行ったときに、追加で払うお金」
と思ってもらえればOKです。
かかるのはこんなとき
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紹介状なしで
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いきなり大きな病院(200床以上など)を受診した場合
だいたいの金額(医科)
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初診:7,000円〜
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再診:3,000円〜
※どちらも 保険適用外 です。
なぜこんな制度があるの?
理由はとてもシンプルです。
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大きな病院は
👉 重い病気や専門的な治療が必要な人を優先したい -
風邪や軽い症状は
👉 まずは近くのクリニックへ
そのために、
「まずはかかりつけ医から」という流れを作る目的で
この制度があります。
↓この制度についてはこちらの記事で解説しています。
選定療養費がかからないケース
次の場合は、かからないことが多いです。
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クリニックなどからの 紹介状がある
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救急車で運ばれた
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夜間・休日など、やむを得ない受診
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病院が選定療養費を取らないと定めている場合

医療事務として感じる現場の本音
正直、
飛び込みで来院された方や電話の問い合わせで
驚かれることは少なくありません。
私の働く病院では 8,800円 かかるので、
「それでも診てほしい」と言われると
本当にいいのか何度も確認してしまいます。
8,800円あれば外食できますよね…
なんて、ナースさんと話すこともあります。
でも、
私自身も働くまで知らなかった側 なので、
患者さんの気持ちはすごくわかります。
知っておくと困らないポイント
病院にかかるときは、
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まずはかかりつけ医・近くのクリニックへ
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大きな病院が必要なら紹介状を書いてもらう
-
不安な場合は
「選定療養費はかかりますか?」
「予約は必要ですか?」
と事前に電話で確認
これだけで、
「知らなかった…」を防ぐことができます。
おわりに
私も、
何も知らなかった一人です。
医療機関にはそれぞれ地域での役割があり、
その中で選定療養費が設定されている病院があります。
だからこそ、
この記事で 「知らなかった」をひとつ減らせたら
書いてよかったなと思います。
誰かの参考になれば、うれしいです。
【参考・引用】
・厚生労働省「選定療養について」