40代からの医療事務、無理しない働き方

40代からの医療事務、無理しない働き方

40代未経験で転職に成功!若葉マークの医療事務員として気づきや学びをまとめています。

選定療養費と1次〜3次医療|病院の役割を知る

医療事務として働くようになってから、新しく知ることが本当にたくさんあります。

前回は「選定療養費」についてお話しましたが、これを知ったときに改めて感じたのが、病院には地域の中でそれぞれ役割があるということでした。

そこで今回は、
「病院の地域としての役割」という視点でまとめてみようと思います。

この考え方がわかると、
「どの病院に行けばいいんだろう?」
と迷ったときのヒントにもなるはずです。
ぜひ参考にしてみてください。

 

病院は「大きさ」ではなく「役割」で分かれている

病院は、ざっくり分けると次の3つの役割があります。

① まず行く病院(一次医療)
② 専門的に診る病院(二次医療)
③ 命に関わる病院(三次医療)

順番に見ていきます。

① 診療所・クリニック(一次医療)

いちばん身近な存在の医療機関です。

役割

  • 風邪・腹痛・高血圧など、日常的な診療

  • 体調が悪くなったとき、まず最初にかかる場所

  • いわゆる「かかりつけ医」

ポイント

  • 小規模な医療機関

  • 原則、選定療養費はかからない
    (※薬の選定療養費は別にあります)

  • 必要に応じて、大きな病院への紹介状を書いてくれる

👉 医療の入り口

② 複数診療科のある大病院(二次医療)

入院や手術が必要な人を中心に診る医療です。

もう少し噛み砕くと、

  • クリニックでは対応が難しい

  • 専門的な検査や治療が必要

  • 入院設備がある

こうした役割を担っています。

ポイント

👉 紹介されて行く病院

③ 大学病院・特定機能病院(三次医療)

命に関わる治療を行う場所です。

役割

  • 重い病気や難しい手術

  • 高度で専門的な医療

  • 他の病院では対応できないケース

👉 医療の最後の砦

病院は「役割分担」で成り立っている

病院は、「小さい・大きい」で分かれているわけではありません。

地域の中で役割分担されている、という考え方です。

私自身も以前は、
「家から近いし、何でも診てもらえそうだから」
という理由だけで総合病院に行っていました。

でも本来は、

①まずは身近なクリニックへ

②必要なときに、紹介で大きな病院へ

この流れを知っているだけで、
無駄な時間やお金、不安を減らすことができるんですよね。

「でもさ、一次医療の病院でも
入院や手術をしているところってあるよね?」

そうなの。
ここが、よく混乱しやすいポイント。

一次医療の病院でも、
入院施設があったり、手術を行っているところはあります。

だから
「ここは二次医療なのかな?」
「紹介状が必要?選定療養費がかかる?」
と不安になる方も多いと思います。(だから迷うときは行く前に「選定療養費はかかりますか?」「予約は必要ですか?」など電話で聞いてみるといいです。)

でも実は、

「入院=二次医療」
「手術=二次医療」

と、単純に分けられるわけではありません。

じゃあ何で分けているの?【ここが大事】

一次・二次・三次医療の区分は、
できる医療の内容だけで決まっているのではなく、

👉 地域の中での役割で分けられています。

一次医療でもできること

一次医療の病院・診療所でも、

  • 簡単な手術(皮膚の処置、日帰り手術など)

  • 短期間の入院

  • かかりつけ患者さんの継続的な管理

こうした医療は行われています。

つまり、
「軽め・身近・日常的」な医療を担うのが一次医療です。

二次医療との違い

二次医療は、

  • 入院・手術が主な役割

  • 専門的な検査や治療が中心

  • クリニックからの紹介を前提としている

  • 地域医療支援病院などが含まれる

👉 医療の“受け皿”としての役割が強いのが特徴です。

選定療養費と医療の役割のつながり

ここまで見てみると、
選定療養費って「突然出てくる、よくわからないお金」ではなくて、

一次〜三次医療という役割分担を守るための仕組み

なんだな、と感じませんか?

①まずは身近なクリニック(一次医療)

②必要と判断されたら、大きな病院(二次・三次医療)へ紹介

この流れがあるからこそ、
本当に重い病気や緊急の患者さんが、
必要な医療を受けられるようになっています。

選定療養費は

「行っちゃダメ」という罰ではなく、
医療をうまく回すための案内板のような存在。

私自身、医療事務として働くまで
この仕組みを知りませんでした。

だからこそ、
「知らなくて不安になる人」
「知らなくて損をしてしまう人」を
ひとりでも減らせたらいいなと思って、この記事を書きました。

 「まずは近くのお医者さんで大丈夫だよ。
必要なときは、ちゃんと次につないでもらえるからね」

 

この記事が、病院に行く前に
ちょっと立ち止まって考えるきっかけになれば嬉しいです。


↓選定療養費について書いた記事です、こちらも参考にしてみてくださいね。

iryo-jimu.hatenadiary.com