
「電子処方箋って何?」
「どうやって使うの?」
最近よく聞くようになった電子処方箋ですが、マイナンバーカードで受付をしてもらうときも「電子処方箋にするか、紙の処方箋にするか」を選択してもらう項目があるんですよね。
実際のところよく分からない…という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、
- 電子処方箋とは何か
- 使い方や仕組み
- 紙の処方箋との違い
- 現場で普及していない理由
を、医療事務の視点からわかりやすく解説します。
- 電子処方箋とは?
- なぜ普及していない?現場で紙が主流な理由
- 実際の運用はどうなっている?
- その他のにも普及が進まない理由がこんなに…
- そもそも電子処方箋の目的は?
- まとめ|電子処方箋は便利だけど現場はまだ過渡期
電子処方箋とは?
電子処方箋とは、これまで紙で発行していた処方箋を、
データでやり取りする仕組みのことです。
医師が入力した処方内容がシステムに登録され、
薬局側がその情報を確認して調剤します。
つまり、紙の処方箋を持ち歩かなくても薬が受け取れる仕組みです。
電子処方箋の使い方(患者さんの流れ)
電子処方箋の基本的な流れは以下の通りです。
- 病院を受診
- 医師が電子処方箋を発行
- 患者はマイナンバーカードや引換番号を受け取る
- 薬局で提示
- 薬局がデータを確認して薬を渡す
紙の処方箋との違い
従来の紙の処方箋との大きな違いはこちらです。
患者本人が紙の処方箋を持参するのに対し、電子処方箋は病院と薬局でデータを共有するということ。
現在は完全なペーパーレスではなく「紙との併用」が主流になっているんだ。
電子処方箋で薬をもらうまでの流れとしては、、
医師が電子処方箋を発行、システムへ登録
↓
②患者さんに渡すもの
処方内容(控え)や引換番号などが書かれた紙を渡すケースが多いです。
↓
③その紙を持って薬局へ行くすると薬局側がシステムから処方内容を取得して調剤する、という流れです。
けっきょく紙あるじゃん(笑)という矛盾…
完全に紙がなくなるわけではなく、実際には引換番号などが書かれた用紙を渡すケースも多いようです。
電子処方箋はいつから始まった?
電子処方箋は、令和5年(2023年)から本格的にスタートしています。
ですが、現場では「あまり見かけない」
と感じる方も多いのが現状です。
なぜ普及していない?現場で紙が主流な理由
電子処方箋が広がっていない理由は主にこちらです。
病院と薬局の両方が対応する必要があるからなんです。
電子処方箋は、どちらか一方だけでは成立しない仕組みです。
この場合は…
結局、紙で対応することになります
実際の運用はどうなっている?
現在の現場では、紙の処方箋も一緒に発行するケースが多いです。
つまり「電子処方箋+紙」の併用状態になっています。
その他のにも普及が進まない理由がこんなに…
- 導入コストや手間がかかる
- お薬手帳で十分管理できている
- マイナンバーカードに抵抗がある
といった点も影響しています。
そもそも電子処方箋の目的は?
今後普及が期待される電子処方箋にはこんな目的があります。
- 重複投薬の防止
- 飲み合わせチェックの強化
- 紛失のリスクがない
- 災害時にも情報を確認しやすくなる
厚生労働省が電子処方箋を進める目的は、単に「紙をなくしたいから」ではありません。
薬の重複や飲み合わせの確認をしやすくし、医療の安全性を高めたいという目的があるからです。
まとめ|電子処方箋は便利だけど現場はまだ過渡期
電子処方箋は、
- 令和5年からスタートした新しい仕組み
- データで処方情報を共有できる
- ただし病院と薬局の両方の対応が必要
という特徴があります。
ただ、現場ではまだ紙が主流。
理想と現実のギャップを感じる場面も少なくありません。
これから少しずつ普及していくと考えられますが、
今はまだ「移行途中の段階」と言えるでしょう。
参考サイト:
電子処方せん対応の医療機関・薬局についてのお知らせ |厚生労働省